鳴子こけしを眺めながら

高亀こけし屋さんに行った折り、風変わりな絵を見つけました。

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「メカの時代もカメの歩みで 大野隆司 画 」とあります。

亀の上に鳴子こけしとネコこけしが乗っています。
ここの店名「老舗高亀」に合わせたのでしょうか?

鳴子こけしもこのように扱われるのはうれしい気分です。

元々は東北の湯治場で子供の木地玩具として作られていた「こけし」なの
ですが、このように作者の個性というか画風を鳴子こけしに託した感じで
描かれると新鮮な気がします。

また、高亀には谷内六郎さんの描かれた鳴子こけしが置かれていますが、
先代の故高橋武男さんと交流があり、数多くの谷内六郎さんの描かれた
絵があります。

老舗高亀店舗案内
http://www.takakame.jpn.org/tenpo.html

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故高橋武男さん宛に描いた谷内六郎の絵


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谷内六郎の描いたこけし


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谷内六郎の描いた高亀の包装紙

谷内六郎さんと鳴子温泉の交流も高亀の武男さんからはじまったと言って
過言ではないでしょう。

また、こけしと言えば日本こけし館にある高松宮殿下秘蔵のこけしも鳴子
温泉とのかかわりというよりは故高橋敏さん(元全日本スキー連盟副会長)と
親しくされていたことが寄贈に繋がったと思います。

日本こけし館
http://gimondarake.seesaa.net/article/200805article_2.html

昭和62年高松宮家から鳴子こけしが日本こけし館に下賜された際に私も
鳴子町から東京までワゴン車で行きいただいてきましたが、高橋敏さんの
案内で高松宮邸に入りました。

盛岡に一票を投じたJOC委員
http://gimondarake.seesaa.net/article/200712article_642.html

かつての鳴子にはこのように個人の交流を鳴子全体にひろげた方々がいた
のですが、この頃は高亀の武男さんや高橋敏さんのような広い視野を持ち
鳴子温泉のことを考えている人があまり見受けられませんね。

今日は高亀さんにおじゃまして持参した生チョコとコーヒーを飲みながら
こんなことを考えながらこけしを眺めてきました。


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老舗高亀 大崎市鳴子温泉字湯元88



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この記事へのコメント

  • 中野 恵一郎

    私の母の故郷は鳴子です。敏さんは私の叔父にあたります。
    母の兄です。

    今回の東京オリンピック関連で閲覧していて偶然ここへたどり着きました。とても懐かしくて感激しておりました。

    今は鳴子に身内は一人もおりません。

    敏さんの三女とは仲良しですよ~。
    2021年01月27日 09:31
  • 屋代

    コメントありがとうございます。もしかして葬儀か何かでお会いしたことあるかも知れません。高橋敏さんについては゜盛岡に一票を投じたJOC委員」というタイトルでのブログ記事でも取り上げています→ https://yukemuri.at.webry.info/200712/article_642.html
    私も鳴子を離れ時々温泉に行くぐらいです。
    2021年01月27日 13:54

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